無線 LAN 子機 WLI-UC-GN を 64bit 版 Windows で使用する#1   2009/10/10 (Sat)  18:06  [Mess With]

BUFFALO の USB タイプの無線 LAN 子機 WLI-UC-GN を メーカーサポート対象外の 64bit 版 Windows で使用するための方法です。当然メーカー保証はないので、すべて自己責任で行ってください。
なお、私の環境では、接続可能な無線 LAN 親機がないため、WLI-UC-GN の子機としての動作(XLink Kaiを含む)はテストしていません。

まずは第1弾。まずは子機として動作させることを目的とします。
この方法の特徴は以下の通りです。

  • チップの供給元のドライバを使用
  • 子機として動作可能(なはず)
  • 親機としては WPA2-PSK(AES) のセキュリティ設定で動作可能

WLI-UC-GN が親機モードになっている場合は、あらかじめ BUFFALO のユーティリティの親機子機切り替えツールで子機モードにしておきます。

まずは、ドライバが必要な訳ですが、64bit 版 Windows7 では、WLI-UC-GN 用のドライバが OS に同梱されているため、WLI-UC-GN を USB ポートに差すだけで認識されます。従って、コントロールパネルから接続設定のみを行えば、無事に接続できると思われます。

ネットワークと共有センター
接続オプション
接続情報入力

子機として最低限利用できればいい場合はここまでで終了です。

これだけでは味気ないので、さらに追加情報をば。

WLI-UC-GN は Ralink 社の RT2870 というチップを使用しているらしく、チップ供給元が提供しているドライバを使用することができます。まずは、Ralink 社のホームページから、ドライバをダウンロードします。メニューから Software → Windows と辿り、表中、RT2870 の記載があるリンクからドライバをダウンロードします。

ダウンロードしたドライバのインストーラを実行すると、途中で ドライバのみかユーティリティを含めてインストールするか聞かれますが、親機として動作させる(ただし、WPA2-PSK(AES)のセキュリティ設定のみしか設定できないように見受けられました)場合を除いて、ドライバのみのインストールでいいと思われます。

インストール後、デバイスマネージャから BUFFALO WLI-UC-GN Wireless LAN Adapter のドライバを手動更新します。ディスク使用で、C:\ProgramData\Ralink Driver\RT2870 Wireless LAN Card\Driver 内の inf ファイルを指定します。このフォルダは隠しフォルダなので、あらかじめエクスプローラで隠しフォルダを表示させる設定にしておいてください。

BUFFALO から提供されているユーティリティのうち、クライアントマネージャV は使用できるため、必要であればインストールします。WLI-UC-GN のシリーズ設定CD(ドライバとユーティリティのインストーラ)の自己解凍書庫を実行します。解凍が終わると、インストーラが起動し、ユーザーアカウント制御の警告がでますが、許可しても 64bit 版は未対応と警告が出て終了してしまいます。自己解凍書庫と同一フォルダに解凍後のフォルダ(WLIUCGN121フォルダ、121の部分はシリーズ設定CDのバージョンによって変化します)ができるので、その中にある Tool\ClientMgrV\Setup.exe を実行すると、クライアントマネージャV をインストールすることができます。なお、Tool\DevChg\Setup.exe は親機子機切り替えツールのインストーラですが、こちらも使用できます。ただし使い道はないので不要でしょう。

接続先の設定は、クライアントマネージャV の手順 QA番号: BUF14473 または、QA番号: BUF14474 を参照してください。

なお、Ralink 社のドライバインストール時に、ユーティリティも一緒にインストールした場合は、タスクトレイのアイコンを右クリックして表示されるメニューから、親機モードへの切り替えや、ユーティリティの起動ができるので、このユーティリティから各設定を行ってください。

とりあえず第1弾はこれで終了。第2弾第3弾も参考にどうぞ。

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