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ウィザーズ・ブレインV ~賢人の庭(下)~   2005/09/19 (Mon)  10:27  [Life]

ウィザーズ・ブレインの7冊目にあたるウィザーズ・ブレインV ~賢人の庭(下)~読み終わりました。

イルの言う「1人でも多くを助けられるならばそちらを選ぶ」多数派思考とサクラの言う「たとえそれが少数であっても守りたいものがある」少数派思考とが激しくぶつかり合う本巻。「シュレディンガーの猫は箱の中」で発動するイルの能力の秘密とは…。そしてそれに対抗するためのサクラの秘策とは…。
もともとが理論の破綻を前提としてるために、現実に照らし合わせると矛盾が起きそうな部分もありますが、それはスルーで。純粋にストーリーを楽しむのがベストでしょう。あと、某作品によく似ているというのもあまり気にせずに。

物理系、情報系で本好きな方にお勧めの1作。物理系、情報系でなくてもファンタジーものが好きで、こういった方面に拒否反応が出ない人にもお勧め。1巻などは店舗ではかなり入手困難なので、Amazonあたりを利用するのがいいかも。最新刊を立ち読みして面白いと思ったなら外れではないはず。是非読んでみてください。

ウィザーズ・ブレイン   2005/06/14 (Tue)  01:37  [Life]

友達に勧められて、昨日から「ウィザーズ・ブレイン」を読み始めました。まだ1巻目の半分といったところですが、なかなか面白いですね、これ。世界観の根底にあるものが遺伝子や原子といった情報になっているようで、身体までも情報として扱い、情報操作によって一時的に特定のものに特化した身体に組み替えたりもできてしまったり。深く考えると大変なことになってしまいますが、そこはファンタジーと割り切ってスルー。

確かに物質を簡単に分子や原子のレベルで扱えるとしたら、物質の構成さえ分かっていれば何でも作れてしまいます。現実世界では分子や原子に分けるだけでもかなりのエネルギーを必要とするわけですが、それはさておき。アイデアとしてはすごく面白いですね。もしこれが実現すれば、某錬金術師も真っ青といったところ。

すでに発行から何年か経っている本なので、なかなか本屋にも置いてなく、なんとか最新刊まで揃ったのは紀伊国屋のおかげだったりします。さすがは老舗の貫禄ですね。Amazonで買うのもいいですが、振り込みとか面倒なので。

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